5憩 Go to Goto! 聖餐三昧一体伝 -

崎県上五島町/島市/崎市- 第8
第1日 第2日 第3日 第4日 
第5日
 第6日 第7日
長崎(ながさき)
(第8日朝食)
N05-020(第143号) 朝食ヴァイキング@ホテルクオーレ長崎駅前 →
 最終日を快晴で迎えることが出来た。思えば上五島から船に揺れに揺られて長崎の街に上陸した折は、長崎らしく雨で歓迎してくれたものだった。しかしこうして東京へ戻る時分には、すこぶる晴れやかな景色で送り出してくれた。そして私は、駅に居る。長崎から博多まで出て、そこから新幹線に乗り換えて東京へ戻るのではない。しかし私は駅に居るのである。
大村(おおむら)
 長崎駅から列車に乗って50分弱、大村へとやってきた。天気が良ければやってみたいことがあった。それは大村駅から長崎空港まで歩いてみることである。元々、バスに閉じ込められての移動が好きではないことに加えて、折角なら海の上を歩きながら元祖海上空港たる長崎空港入りしたいと思ったのだ。
 大村市は人口減少著しい長崎県内にあって数少ない人口増加地域である。鉄道こそ長崎本線ではなく支線の大村線だが、県内二大都市の長崎と佐世保の中間に位置している。また、長崎道が通っており福岡方面と直結している。そこに空港があり、自衛隊も駐屯している。活力ある人と物が集まる構図が成立しているのだ。北海道の千歳そっくりである。人口も8万人台と千歳とはほぼ同じサイズだ。
 それにしても最後の最後に物凄い景色がお出迎えしてくれたものだなと思った。空港周辺の山海景色模様が本当に美しいのである。確かに多少は冷えてくるけれども、これはゆっくり歩かなくては味わえないものだと、つくづく思った。車で爽快に通過するのでは、この爽快な景色は堪能することが出来ない。実に勿体ない。

(第8日昼食) N05-034(第157号) 龍馬ゆかりの三都御膳@レストランエアポート(長崎空港) →
<龍馬ゆかりの三都御膳> ¥1,380(込)
御飯、おかずにデザートと揃っていて、肉も魚もある。手堅く詰められた内容だ。長崎の他、高知と京都で三都と云うことになっている。肉じゃがと見えたものは、鯨と馬鈴薯の煮物である。佐世保擁する長崎だが、肉じゃがは舞鶴と呉が発祥の地とされているから、鯨を使用した点に長崎らしさが出ているわけだ。
形状→★★★★☆ 風味→★★★★☆ 総合→★★★★☆
 こうして長崎五島への巡礼は終わりを告げた。日本のどこかに、そう云う所があって、風土に根差した風景が広がっている…そのことは無論、予備知識として知ってはいたが、今はこう云う所なのだと、リアルに今この時も、像を結んで迫ってくる。「わたしパウロが、自分の手で挨拶を記します」と云う聖書の一文が、ふと目の前に浮かんだ。なるほど…私、山田は、自分の足で挨拶を刻んできたのだと。
→第8日旅程→
長崎 →長崎本線・大村線 快速シーサイドライナー→ 大村  
大村駅 →徒歩→ 長崎空港
長崎 14:25 →JAL1850→ 羽田16:00
←第7日← 8   
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as of 2011.02 / uploaded 2018.0221 by 山田系太楼どつとこむ

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