7憩 ート371 -東海道鰻遊記-

岡県津市/川市- 第5
(第1日) (第2日) (第3日) (第4日)
掛川(かけがわ)
(第5日朝食)
N07-020(第210号) 朝食ヴァイキング@くれたけイン・掛川 →
 最終日。出発までの少しの間、掛川中心市街を歩く…旅の疲労と良くは無い空模様に懸命に左右されずに。そしてこの判断は賢明なものとなった。掛川にやってきてから初めて、心の奥底から愉しいと思えたのだ。その芳しくない天候と体調とは裏腹に。
 やっぱり街は愉しいものなのだよ、たとえ栄えてはいなくとも。温もりが感じられるのだ、たとえ生気は余り感じられなくとも。玉手箱を覗くように、街を覘けば、不可思議な出合いと発見がある。これに対して郊外は、巨大迷路のようだ。最初は面白くとも、そう遠くない時期に冷めて、仕舞いには飽きて疲れる。その無機質性により、ただ生きているだけに思えてくる…時と財を消費しているだけに思えてくる。善く生きているようには何も思えないのだ。車から降りて歩こう。街を巡ろう。疲れたら、鉄道もバスも…生憎使える便が無かったら、タクシーだってあるじゃないか。
(第5日昼食)
N07-021(第211号) しらすコロッケ弁当@掛川駅(自笑亭) →
しらすコロッケ弁当 ¥800(込)
しらす入りコロッケは意外とヴォリュームがあり、磯の香りの人懐っこさがジャガイモに融合するさまが面白い。メインとなるしらす入りコロッケだけではなく、おかずは皆しっかりとしている。右側にある御飯は茶飯となっていて、賑やかに多彩な静岡を感じさせる弁当だ。
形状→★★★★☆ 風味→★★★★☆ 総合→★★★★☆
→第5日旅程→
掛川 11:02 →東海道新幹線 こだま642号(642A)→ 新横浜 12:27  
←第4日← 5 
旅の中で遭遇した食物の内、本文中では触れられていなかったもの
N07-022(第212号) メロンアップ@掛川駅(パンの郷) →
N07-023(第213号) しらす弁当@掛川駅(自笑亭) →
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