舌自心→ 
舌は自ずと心をつくる
(N06-029 第186号)
八重の桜ソースカツ重 ::なかじま::
アイヅネノアンアイヅ 第4日にて遭遇
 会津若松の繁華街に位置する「なかじま」は、元祖煮込みソースカツ丼の店を名乗る。通常、ソースカツ丼と云うと、上のメニューの右側の方を想起するところだが、通常のカツ丼を醤油系割下ではなくソースで煮込む…これが会津の大地に根付く第一のソースカツ丼なのである。ところで前々日にNHKを見ていたら、偶然にもこの店が紹介されていた。この町を代表する料理屋であるらしい。確かに店の雰囲気からして、カツ丼を提供する普通の街角の食堂のようには見えてこない。
 昨日は煮込みソースカツ丼を食したが今日頂くのは、番組でも紹介されていた桜肉を使ったソースカツ丼である。








八重の桜ソースカツ重 ¥1,680(込)


二段重、その上段の様子からして非常に気合が入っている。
気概と云うものも感じさせる内容。
ここまで来るとソースカツ丼が会席料理になってしまう。
カツ丼が会席のようになってしまうのだから、
ちょっとやそっとじゃ考えられない出来事である。
上段は本当に贅沢な箸休めであり、「りんごの桜煮」はデザートとして機能する。
下段がメインの桜肉のソースカツ重となるわけだが、
桜肉使用のソースカツに関しては第2日の夜にも食している。
あちらは桜肉の専門店、対してこちらはカツの専門店であるわけだが、
揚げる技術はやはりこちらに軍配が上がる。
トンカツのようなふくよかさには欠けるけれども、
硬さをどう処理するか、それなりに美味しい状態にするか、
その部分に一日の長があるように感じられた。

形状→★★★★★
風味→★★★☆☆
総合→★★★★☆

なかじま
時:11:00-14:30 / 17:00-20:00
休:火曜
処:会津若松市上町2-39 地図→
電:0242-24-5151

食べログ →








「憩」舌自心 INDEX →
アイヅネノアンアイヅ 第4日 →

as of 2012.12 / uploaded 2018.0228 by 山田系太楼どつとこむ
©山田系太楼 Yamada*K*taro