舌自心→ 
舌は自ずと心をつくる
(N07-018 第208号)
うなぎ弁当(赤ワイン仕込) ::掛川駅(自笑亭)::
ルート371 -東海道鰻遊記- 第4日にて遭遇
 新幹線停車駅・掛川には、駅弁の取扱がある。とは云っても掛川独自の駅弁業者ではなく、浜松の駅弁業者である自笑亭が出張してきている恰好だ。しかしそれでも駅弁があるのは有難い。
 浜松と云えば鰻だが、これ幸いなことに鰻の駅弁があった。しかも保温されていると云う結構な特別待遇を受けているではないか。鰻を柔らかくするためにわざわざ赤ワインを用いたのだから、冷めて硬くなる事態は最大限避けたいと云うことか。








うなぎ弁当(赤ワイン仕込) ¥1,500(込)


柔らかさに徹底的に拘った鰻の蒲焼きであるだけに、
流石に柔らかい。ふわふわっと云う趣よりも、やわやわっとしている。
その分、しっかりとした地力のある風味が鰻からは余り湧いてこない。
が、そこで赤ワインの出番となっているのもまた事実である。
赤ワインの風味が柔らかく鰻を包み込むことで芳醇な趣は増しているからだ。
沼津・桃中軒のうなぎ弁当と好対照もいいところである。

形状→★★★★☆
風味→★★★★☆
総合→★★★★☆

公式サイト →








「憩」舌自心 INDEX →
ルート371 -東海道鰻遊記- 第4日 →

as of 2012.01 / uploaded 2018.0315 by 山田系太楼どつとこむ
©山田系太楼 Yamada*K*taro