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舌は自ずと心をつくる
(N07-009 第199号)
伊豆龍馬飛翔会席膳 ::沼津駅(桃中軒)::
ルート371 -東海道鰻遊記- 第2日にて遭遇
 沼津駅改札脇の一角に見事なコンパクト性を発揮しつつ、桃中軒の売店は佇んでいた。1891年創業の老舗である。沼津駅の開業は1889年と僅か2年前に過ぎない。嘗て沼津では機関車の連結・切り離し作業が行われていた関係で長時間、列車が駅に停車していた。必然的に駅弁がよく売れることになる。長野(北陸)新幹線開業前の「峠の釜めし」横川駅の状況に類似していたわけである。








伊豆龍馬飛翔会席膳 ¥980(込)


文士の玉手箱同様、本品にも地図付の説明書が添えられていた。
しかしどこもかしこも龍馬である、あやかり方が凄い。
本品など沼津とは関係なく、下田の話なのである。
マァそこは長年、伊豆の玄関口として君臨してきた
沼津ならではの強引さなのかもしれない。
さて弁当の中身だが、洒落た一面を持っていた
龍馬の如き洒落たつくりになっている。
金目鯛の酒蒸し・鶏つくね焼き・鰹の昆布巻きに存在感。
そしてわさびもたっぷり、これが桃中軒。

形状→★★★★☆
風味→★★★☆☆
総合→★★★★☆

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