舌自心→ 
舌は自ずと心をつくる
(N03-005 第36号)
みるくしるこ ::ラ・レトリなかしべつ::
うら寂しき最東端の街に花咲くニュー娯楽食文化 第1日 にて遭遇
 中標津空港近傍に所在する「ラ・レトリなかしべつ」は、カジュアルな中標津の貴賓室と云ったところ。当地は乳製品の一大産地。空港の近くにあるこの店が、味覚面で表玄関を務めている。窓の外に広がる防風林を眺めながら、乳製品を中心とした純朴なスイーツや軽食で中標津を体感することが出来る。








みるくしるこ ¥400(込)


もう一品、どうしても堪らなく頼みたくなった「みるくしるこ」。
何故なら如何にもここならではと云った雰囲気がひしひしと伝わってきたから。
酪農郷ならではの一品に思えたのと同時に、
汁粉と云う伝統的和スイーツにミルクと云う洋物が加わり融合した姿は、
素朴とお洒落の融合したこの店にもぴったりな一品であるように思える。
冬季限定メニューとある。幸運であった。
果たして椀の中には、思惑通りに、滋味深きハイカラお婆ちゃんの微笑の大河が流れているのであった。
「ミルク汁粉」ではなく「みるくしるこ」とした意味がじんわりと伝わってくる。とても優しいのだ。
温い乳の脂肪フレイヴァも、溶け込んでいる甘みも、何もかもが。
しばしば米飯の給食に牛乳は合わないと云われるが、牛乳は和にもよく似合うものだと思う。
但し、牛乳をホットな存在にするためには、ホットに温める必要はあるだろう。冷たいままでは難しい。
ところで本品には餅の代わりにいもだんごが入っている。
これにより、かぼちゃだんごといもだんご、双方を食むことが出来たわけでもある。

形状→★★★★☆
風味→★★★★★
総合→★★★★★

ラ・レトリなかしべつ
時:10:00-17:00
休:火曜
処:中標津町北中9-17 地図→
電:0153-72-0777

公式サイト→
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as of 2016.03 / uploaded 2017.0930 by 山田系太楼どつとこむ

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