崎駅(膳菜家)の トルコライス ★


昨日はランチにトルコライスを食したので、さすがに夜も…という気分にはなりませんでしたが、
トルコライスは駅弁にもなって売られています。

またまたこんもりと半ば強引にパッケージングされています。
昨日のいずや弁当による長崎街道弁当同様の薫りが漂ってきます。

こちらは街角で見かけたいずや弁当のお店ですが、
長崎の駅弁というのは、駅弁専業或いは駅弁メインのお弁当屋さんが手掛けているのではなく、
一般の弁当業者が駅弁も手掛けている趣があり、またそれが実際でもあるように思います。
その辺がパッケージングの“違和感”に繋がっているのかもしれません。




このトルコライスは、ピラフ・とんかつ・ナポリタンスパゲッティと王道スタイルに則った格好。

ご当地グルメですから、食材に関しても地産地消を謳うところは適切な方法です。
長崎県産ひのひかりを使用したピラフは、炒飯風でもあり、
若干のくどさがまとわりついてきますが、まずまずの仕上がり。
そして最も力を入れている様子が窺えるのは、
「カツがちがうぞ!食うてみらんば!!」の文句が躍るとんかつ。
天草梅肉ポークのひれかつということで、天草って熊本じゃなかったっけ?と
思わなくもないのですが、マァ、長崎の向かい側にあるのでイイでしょう(^^;

しかしこのとんかつ、確かに違うフレイヴァがします。
根本的な要素として、ひれかつをチョイスしているというところが大きい。
ボクはとんかつというのは基本的にロースでやるものだと思っています。
ロースのほうが絶対に美味で、ひれかつをロース並みの美味しさとするには、
少なくとも周りの食材との相性等に配慮する必要があります。
あのまい泉のひれかつでも、かつ丼にしてしまうと美味しくない…。
このひれかつは肉質がしっとり…というよりむしろじっとり湿りすぎていて、
からっと揚がっている感じがしてきません。
爽快さあってのジューシーさなのですが、肉に爽快さがないのです。
肉質だけでなくそのフレイヴァも独特のものがあり、
カラッと晴れない不思議なフレイヴァが伝わってきます。

トルコライス ¥800-

★★★★☆→フォルム(4/5ツ星)
★☆☆☆☆→フレイヴァ(1/5ツ星)
★★☆☆☆→パフォーマンス(2/5ツ星)

(2011/02/18買)

*膳菜家の ウェブサイト*



ちゃんぽんと長崎華僑―美味しい日中文化交流史 (長崎新聞新書)

刑事チカ index
home


©山田系太楼 Yamada*K*taro