8憩 初の広い島の山と海-

島県次市/庄原市/島市/山市/三原市/岡山県笠岡市- 第10
福山(ふくやま)
(第10日朝食)
N08-040(第253号) 朝食@福山と〜ぶホテル →
 この頃は、まだぎりぎりで「初代のぞみ」300系が走っていたわけで随分と短期間に衣替えが進行したものだなと思う。新幹線がはやいのは速度だけではない。錆びつく時間がやってくるのもまた、はやい。福山滞在は、あっという間であった。福山滞在最大の愉しみと云うのが、この「と〜ぶホテル」客室から駅や駅前の様子をつぶさに観察することであったりする。刻々と変化する人の波が東西南北の十字路である福山を実感させる。

(第10日昼食) プレミアムミックスサンド(ジェイアール東海パッセンジャーズ)
 岡山、大阪、名古屋と飛ぶように走り去る新幹線は、次の旅路への望みを繋いで新横浜へと到達した。初めての中国山地は、行ってみて良かったとしか云いようのない素晴らしい場所であった。中国山地は元々奥地だったわけではない。昔は栄えていた。魯迅ではないが、歩く人が多くなれば道が出来る。と云うことは、意図的に歩く人を少なくすれば、道は無くなる。中国山地を奥地にしたもの、それは私たちの内に居る。
→第10日旅程→
福山 11:31 →山陽・東海道新幹線 のぞみ22号(22A)→ 新横浜 14:54
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