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トルコライス ¥800(込)
長崎の駅弁には駅弁らしさがない。
別の云い方をすれば、最近の駅弁と云った趣が濃厚に漂っている。
非常に観光色を感じさせる駅弁が多いのである。
古くからの駅弁業者による駅弁のような重厚さにも欠けて、
巷の弁当業者がそのまま駅に納めている感覚もまた濃厚だ。
本品はご当地グルメのトルコライスを割とオーソドックスに再現している。
即ち、きちんとトンカツを使用しているのである。
ごはんはピラフとも炒飯ともつかない折衷的色彩のもので、
地産地消にも気を配っている。ただ、トンカツ用豚肉は長崎ではなく、
海を隔てた熊本天草のものを使用している。このトンカツのことを
矢鱈とアピールしているのであるが、これがイマイチ美味しさには欠ける。
根本的要因としてロースではなくヒレを使っていることが挙げられるだろう。
トンカツはロースが一番…ヒレは単体なら食べられるが、
ごはんものと一緒くたにすると風味が死んで、もうダメなのである。
本品も風味の爽快さに欠けるものとなっている。
形状→★★★★☆
風味→★☆☆☆☆
総合→★★☆☆☆
公式サイト→
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