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舌は自ずと心をつくる
(N04-023 第95号)
(五島軒)いちごモンブラン ::はこだてスイーツ&cafe(中合棒二森屋店)::
Shock!新幹線がキタ!衝撃の食見聞記 第4日 にて遭遇
 棒二森屋は函館駅前のランドマーク的存在の百貨店だ。何と云っても名前がユニーク。正式名称は中合棒二森屋店、通称ボーニデパート。この特徴的な名称は、金森森屋百貨店と棒二荻野呉服店が合併した成り立ちによる。函館駅前には1937年に店を構えた。その後、ダイエーと提携、更には福島の百貨店・中合の傘下に収まっている。中合はダイエー傘下、ダイエーはイオン傘下。いやいや、複雑怪奇な事情だこと。棒二森屋の建物自体も本館とアネックス館から成り、駅側にあるのが実はアネックス館で、本館はその奥に控えている。上記、店舗と路面電車が写っている画像では左にある上1/3が白色のビルが本館となる。
 北海道新幹線開業を睨んで、駅前百貨店としては当然のことながら、売上浮揚の為の対策を練ってきた。その目玉となるものが、駅方向から最も人が流入しやすいアネックス館の1階に開いた「はこだてスイーツ&カフェ」である。思ったよりも狭い印象のアネックス館の一角に、函館名菓が集められていた。それだけでは巷の土産物店と同じだが、デパ地下ならではのラインナップも取り揃えている。

札幌名菓のイメージの強い「山親爺」だが元祖は函館。尤も千秋庵発祥の地がここ函館なのである。路面電車でもアピール。
 この店のメインとなるのが市内各店の洋生菓子を一堂に会した売場である。流石にこれはデパ地下ならでは、土産物店の真似出来るものではない。因みに隣には函館を代表する珈琲店の「美鈴」が陣取っており、ここでコーヒーを調達して、傍らに用意されているテーブルで飲み食いすることが出来る。







いちごモンブラン ¥302(込)


函館を代表するレストラン・五島軒のケーキと云うことで興味を抱いた。
ケーキに限らず、五島軒に菓子のイメージは無いのだが結構な種類が販売されていた。

五島軒はカレーを看板にした洋食店で洋菓子専科ではない。
従って、繊細な洋菓子の風情を愉しもうとするなら、
それは相手として不適当であると云わざるを得ない面はある。
その風味、飽くまで大味のきらいあり。
味付けは、はっきりしている。
脂肪感豊かに口腔内に広がり、食べさせる一品だ。

形状→★★★☆☆
風味→★★★☆☆
総合→★★★☆☆

棒二森屋公式サイト→
五島軒公式サイト→








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as of 2016.03 / uploaded 2017.1209 by 山田系太楼どつとこむ
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