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舌は自ずと心をつくる
(N04-020 第92号)
(長万部駅弁) もりそば ::そばの合田::
Shock!新幹線がキタ!衝撃の食見聞記 第3日 にて遭遇
 合田(ゴウダ)の「もりそば」は、「折詰もりそば」の名で知られる日本初の珍しい駅弁の蕎麦である。駅で蕎麦と云えば、立ち食い蕎麦と相場が決まっているものだが、冷まされて箱の中に優雅に収まっている。合田は駅前にあり、完璧なる駅前食堂ならぬ駅前蕎麦屋だ。このロケーション、典型的駅弁業者のそれでもある。しかしこの「折詰もりそば」が駅弁なのかと云えば、些か難解な問題である。米を使っていないから駅弁ではないのだ、と云う訳ではない。駅で販売されていない上に(それなら「かにめし」とてそうだが)、時刻表の駅弁欄にも以前は記載されていたのだが今は、記載されていない。しかし長万部名物として「かにめし」と共に、函館-札幌間の特急で注文することが可能なのである。







特製もりそば ¥650(込)


ポイントは、缶詰みかん。
これがあるから、単に街の蕎麦屋が持ち帰り用に包んだのではない…
ああ、駅弁なのだなと云う感覚がとても湧いてくるのだ。
その観点からも、「酢豚のパイナップル」以上に重要な役どころ。
見栄えが良くなるのもさることながら、舌を寝ぼけさせない。
甘み注入はデザートにも化ける。
蕎麦は口触り、風味共々柔らかく、これぞ蕎麦!と云った感じはしない。
優雅なのである。
当然覚めた状態で食べるわけだから、濃い蕎麦であれば、えぐみやざらつきも増してこよう。
これを防ぐには蕎麦感は抑え気味の方が良い。
しかしヴォリュームはなかなかのもの。予想以上に腹が膨れる。

形状→★★★★☆
風味→★★★☆☆
総合→★★★★☆

そばの合田
時:10:30-15:30
休:水曜
処:長万部町長万部101 地図→
電:01377-2-3131

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as of 2016.03 / uploaded 2017.1125 by 山田系太楼どつとこむ
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