舌自心→ 
舌は自ずと心をつくる
(N04-017 第89号)
グラス特製 GRASSライス ::グラス::
Shock!新幹線がキタ!衝撃の食見聞記 第3日 にて遭遇
 広々とした長万部の駅前から表通りを渡って一本、路地へと入り込むと、打って変わってところどころ虫食い状態にはなりながらも建て込んでいる一角が現れる。閉まっていると思しきところも少なくないが、店もあちらこちらに点在しており、往年の歓楽街の残滓と云ったものを感じさせる。「グラス」があるのはそんな場所だが、新しく、現代的な佇まいは異彩を放つ存在だ。
 色んなメニューがあって見るからに愉しい雰囲気だが「高級キャンプめし」と云った趣がしてくる。木を多用し、文字通り、植物が林立する店内風景もまた、その舞台装置として申し分ない。どちらかと云うと私は、店の名を冠した一品を頼む傾向にある。思い入れのある一品か、リーズナブルな定食ものが多くなるのだが、どちらにしても店を代表するメニューであることに変わりはあるまい。矜持と云うものを見せて貰うにはうってつけだ。







グラス特製 GRASSライス ¥1,150(込)


目に入ってきた瞬間に、「うぉ、これは美味しいだろうな」と思わせる。
全てが艶やか。ヴィヴィッド。躍動的。
この豪快さはキャンプめしのそれだが、しかし、
巧みなドレスアップによって高級感をも醸すものとなっている。
メニューには「30年ぶり復活」とあったが確かに裏メニューとして
細々と受け継がれる程度では非常に惜しまれる味わいっぷりである。
ハンバーグも玉子もぷりっとしていて食み心地が良い。
ソースはバーベキュー的で甘スパイシィさがナチュラルにやってくる。
変にべっとりとした風味ではない。
ガーリックライスとの相性も間違いがない。
唯一、難点を挙げるとすれば付け合わせのいんげんか。
外で美味しいいんげんに出合うことは海霧、もとい皆無である。

形状→★★★★★
風味→★★★★☆
総合→★★★★★

グラス(GRASS)
時:11:30-14:30 / 17:00-22:00
休:日曜
処:長万部町長万部大町31 地図→
電:01377-2-2907

食べログ→
長万部観光協会→








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as of 2016.03 / uploaded 2017.1125 by 山田系太楼どつとこむ
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