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舌は自ずと心をつくる
(N03-032 第63号)
みそぱん ::一爐菴::
うら寂しき最東端の街に花咲くニュー娯楽食文化 第5日 にて遭遇
 根室の駅前通り、青いモニュメントのすぐ脇にある菓子処の一爐菴(いちろあん)。立地的にも品物のリッチさからも根室を代表する存在感を持つ。各地で馴染みの光景だが、和菓子から出発したのち、次代が時代の流れに沿って洋菓子へと手を伸ばす黄金パターンを、この店も踏襲しており、盤石である。








みそぱん ¥195(込)


北海道の菓子店は菓子だけではなく、パンを作っているところが少なくない。
一爐菴には和菓子・洋菓子と豊富に揃っていたが、パンについては取り扱っていなかった。
ところが会計時に気が付いた。みそぱんが置かれていたのだ。
こんなに美味しそうなみそぱんは初めてだった。
北海道でみそぱんと云えば古川製菓が一番で、コンビニ・スーパーでもよく見掛ける。
古川製菓のものは四角い形をしている。しかし本品は丸く、模様も美しい。
一口食んだ瞬間にレヴァーペイストの風が吹いた。しかし二口目には消えていた。
そして二度とその風が吹くことは無かったのである。
古川のような単純明快な味噌の風味と甘みに支配されたものの方が、
素朴で、素直に美味しいと思えるのかもしれない。

形状→★★★★★
風味→★★★☆☆
総合→★★☆☆☆

一爐菴
時:09:00-19:00
休:日曜不定
処:根室市光和町1-1 地図→
電:0153-23-3895

公式サイト→
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as of 2016.03 / uploaded 2017.1028 by 山田系太楼どつとこむ
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