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舌は自ずと心をつくる
(N03-028 第59号)
ホワイトケーキ ::一爐菴::
うら寂しき最東端の街に花咲くニュー娯楽食文化 第5日 にて遭遇
 根室の駅前通り、青いモニュメントのすぐ脇にある菓子処の一爐菴(いちろあん)。立地的にも品物のリッチさからも根室を代表する存在感を持つ。各地で馴染みの光景だが、和菓子から出発したのち、次代が時代の流れに沿って洋菓子へと手を伸ばす黄金パターンを、この店も踏襲しており、盤石である。








ホワイトケーキ ¥280(込)


ホワイトケーキというネーミング、そしてフォルムに惹かれるものがあった。
通常の苺のショートケーキではそのままの苺が、ここでは白く化粧を施されている。
味覚的にも、通常の苺のショートケーキに比べて高貴で品のある調べが口の中に広がる。
雪の妖精のようであり、アルプスの少女の人懐っこさはないから若干の物足りなさを覚える。
ホワイトケーキの名の通り、真白でしっとりしている生地は、
軽くてすいすい食み進められるから、尚のことである。
雪の結晶のようにちりばめられたホワイトチョコレートの吹雪が、遠くから微かに聞こえる。
ブリザードのようにもっと分厚く攻めてきて欲しいのだが、飽くまで上品に推移する。

形状→★★★★☆
風味→★★★☆☆
総合→★★★☆☆

一爐菴
時:09:00-19:00
休:日曜不定
処:根室市光和町1-1 地図→
電:0153-23-3895

公式サイト→
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as of 2016.03 / uploaded 2017.1028 by 山田系太楼どつとこむ
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