舌自心→ 
舌は自ずと心をつくる
(N03-014 第45号)
ポロショコラ・ダブル ::ラグノオささき×成城石井::
うら寂しき最東端の街に花咲くニュー娯楽食文化 第1日 にて遭遇
 中標津の躍進を象徴する存在感を放つ「東武サウスヒルズ」。東武鉄道グループとは何の関係もないが、グイグイと押してくるところに最近の東武鉄道との類似点を感じる。同じ道東の釧路湿原を走っていたSLが東武鉄道に譲渡され、鬼怒川線を走ると云う不思議な縁も2017年に生まれている。東武では全国より名品を集めているが、成城石井プロデュース売場の存在は、流石に驚きであった。








ポロショコラ・ダブル ¥490(抜)


北海道の東の果てにあるスーパー(東武)に
東京の高級スーパー(成城石井)と青森の製菓業者(ラグノオ)が
共同開発した商品が特別に並ぶ。
この多彩な状況の面白さにニヤケ顔が止まらない。
加えて、ラグノオとは酪農の津軽訛りなのに
北海道産牛乳使用を謳うところに天地がひっくり返る思いが込み上げてくる。
が、実は、ラグノオはフランスの菓子職人の名に由来するとか。
なるほど、大手を振って青森以外の牛乳に手が伸ばせるわけである。

それにしても本品のパワフルさたるや。
小さい中にエナジーがぎゅっと充満している。
非常に濃密にして濃厚。
ぎっしりと密度高く詰まっていながら一定の圧にて展開する
シルキィな食感が堪らない。ショコラ生地の特長が活き活きと披露されている。
この濃密な生地に負けない濃厚な風味も伴っているところがまた素敵だ。
甘さはきちんと着地しているが、甘ったるさは殆どやってこない。
バランスよく苦みもブレンドされている。
甘さ・苦さのダブル構造、そしてラグノオと成城石井のダブル開発が
本品の良さをもたらしている、と云うことだろう。

形状→★★★★☆
風味→★★★★★
総合→★★★★★

東武サウスヒルズ
時:08:30-22:30
休:無し
処:中標津町南町3-10 地図→
電:0153-72-0777

東武サウスヒルズ→
ラグノオ公式サイト→
成城石井公式サイト→









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as of 2016.03 / uploaded 2017.0930 by 山田系太楼どつとこむ

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