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さんま鮨と並ぶ新宮駅の駅弁2トップが、こちらの…
めはり寿し。熊野弁当にも二つ、入っていました。
「めはり」は漢字で書くと、「目張り」となります。
これは、思いっきり目を張るほどに大きな口を開けなければ
頬張ることが出来ないほどのビッグサイズ、
今でいうメガ食みたいな趣向のものであることから来ているのですが、
このめはり寿しは駅弁ということで、食べ頃サイズにセッティングされています。
マァこれがとにかく予想以上に美味しい。
この葉っぱ、高菜なんですけれども、見事にくるまれています。
高菜といえば九州ですが、あちらの料理法では、
野沢菜みたいにカッティングされているし、結構な辛さもあります。
でもこちらの高菜は、高菜そのものを用いている感触に満ちていて、
とてもマイルドなフレイヴァ。辛さも遠い彼方へとフェイドアウトしているかのよう。
この地方は日本一雨量の多いところですが、
非常にモンスーン＆トロピカルな趣が漂います。
酢は一応使われていますが、ツンとしてくる要素はまるで無く、
ほんわかしている高菜のフレイヴァを削ぐことがありません。
そんな中にあって味のアクセントとなっているのが、ご飯に混ぜられている紫蘇。
単なる白米だけではやや物足りなかったかもしれませんが、
紫蘇が混ざることによって、高菜のフレイヴァがもう一段階、素晴らしく映えるという、
シナジー効果をここに現出させているワケです。
めはり寿し ￥630-
★★★★☆→フォルム(4/5ツ星)
★★★★★→フレイヴァ(5/5ツ星)
★★★★★→パフォーマンス(5/5ツ星)
(2011/07/05買)
＊丸新 ウェブサイト＊
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