殿 山 駅 (とのやま-えき) |
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殿山駅のあたりは切り通し。駅舎とホームは周りの土地より一段低い所にあり、 駅前から丘の上の住宅地へ、ゆるやかな坂道がのびています。 ホームの脇には、近くにある茨城県立那珂湊第二高校の 「湊二高 はま菊応援団」による花壇が並んでいました。 色とりどりの花に包まれた、明るい雰囲気のホームです。 駅名標にデザインされているのは、ハマギクとケイトウの花だとか。 ハマギクはひたちなか市の花。ひたちなか市は、ハマギクの自生する南限だそうです。 |
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☆水門帰帆の碑☆ 殿山駅からまっすぐ進み、県道6号線を右へ進めば、ひたちなか市役所那珂湊支所。 その裏手の突き当たり、港を一望できる丘の上に、水門帰帆(みなとのきはん)の碑が建っていました。 「水門帰帆」は、中国の瀟湘(しょうしょう)八景になぞらえて、 水戸徳川家第九代藩主・徳川斉昭が選定した「水戸八景」の一つ。 斉昭は、夕方に舟が港に戻ってくる風景を「水門の帰帆 高楼に映ず」と詠んでいます。 さすがに江戸時代そのままの景色とはいかないものの、現代の水門帰帆もいい眺めです。 手前に瓦屋根の家並み。向こうには那珂湊おさかな市場や、大洗に通じる海門橋が望めます。 アクアワールド・大洗の左手に、海が広がっていました。 |
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☆姥の懐/姥の懐マリンプール☆ 殿山駅から県道6号線を渡って、さらにまっすぐ進み、 突き当たりを少し右へ行くと、海へ向かう階段があったので、下りてみます。 階段の下に「国木田独歩静養の地」碑がありました。このあたりが「姥の懐(うばのふところ)」です。 国木田独歩はここで病気治療のため静養したことがあり、『渚』という小説に、当地の様子を書いています。 姥の懐とは、徳川光圀が和歌に詠んだ景勝地。 「とりあげて見ればやさしき子安貝 乳房たつねよ姥の懐」 かつては洞窟のような岩があったそうですが、天保年間に誤って取り除かれてしまったそうです。 ここから海沿いの道を左(北側)へ歩くと、姥の懐マリンプールにたどり着きます。 潮の干満を利用した海水プール。外海と隔てられていて、小さなお子さんでも安心して泳げます。 (2010年は改修工事のため、営業休止となります) |
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