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東京から新幹線と在来線特急を乗り継いで約5時間。和歌山県新宮にやってきました。
人口3万。このクラスのマチは差が激しく、いざ歩いてみないとわからない部分が多くあります。
そんなワケで期待と不安に胸躍らせているのですが…(^^;

駅弁がちゃんとあるところですから、このマチのことを“信用”してみて、
イイんじゃないかな…そんな思いのほうが色濃い心模様になりました。

やあ、思った以上になかなか素晴らしきマチなんじゃないですかー?
“新宮”だけに、古さに中途半端な新しさがミクスチャーされてユニークさを覚えます。

そんな新宮の街角に、気になるパン屋さん発見。
ちょいと外から覘いただけで、充実ぶりが感じられました。

店内奥には、店を彩る恰好のオブジェと化した製造現場が広がっています。
“老舗”の中には、こういった形態のレイアウトがしばしば見られるところ。
訊けば今の社長になってからは10年余だけれども、先代から数えれば30年以上の歴史があるとの由。
なるほど。

そうそう、今の新宮は映画『軽蔑』に湧いているのですが、
そのおどろおどろしい雰囲気とは好対照の
「うわさの生チョコ」という軽い名前のパンに目がいきます。
オッ!?と目の神経が立つので目立つというんデス(笑)

パン屋さんから帰ってきたのに、ケーキ屋さんに行っていたみたいな趣。
マァ他にも幾つか買いましたものでね…


さてこのパン。見た目は割とフツーのチョコデニッシュ。
生地にもショコラが練り込まれるなら、上からもドバっと浸されています。

ところが生地の中身中央を貫くような形で、生チョコ状態になっているワケです。
通常、ショコラまみれなデニッシュパンと云えば、中に棒状のチョコが入っているもの。
或いはチョココロネのような、ベトーリ熱せられた感あるチョコが詰まっているものですが、
これはホントになめらかさ抜群で、生チョコというだけある代物です。
何よりイイなと思えたのは、チョコが生地にも練り込まれ、
上からも覆い被さっているというのに、あまりクドさというものを感じないところ。
そしてそれぞれ食感の異なるチョコが奏でるハルモニアがまた愉し。
やわらかな生地とそれらのチョコが溶け合うさまもまたスバラシ。
うわさの生チョコ
★★★★☆ |
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フォルム(4/5ツ星) |
★★★★☆ |
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フレイヴァ(4/5ツ星) |
★★★★★ |
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パフォーマンス(5/5ツ星) |
(2011/07/03買)
*ベーカリーキッチントムトム ウェブサイト*
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