於神奈川県小田原市 小田原駅
★ お し な が き ★

桜海老とじゃこの海物語

小田原は駅弁のある駅である。
東海道本線・新幹線・小田急/箱根登山・大雄山線が集まる
一大ターミナルだけに、その種類も豊富だ。業者も多数参入している。
しかし小田原の駅弁といえば、やはり東華軒なのである。
“注意深く”東華軒のものだけを抽出、チョイスしてみた。

結果、今回買うことにしたのは、「鯛めし」でも「デラックスこゆるぎ」でもなく、
「桜海老とじゃこの海物語」というパチンコのような名前の駅弁となったのだ。


「じゃこ」といえば、同じく東華軒に「じゃこめし」という平野寿将プロデュースの駅弁があって、
あれが結構良かったことも、「デラックスこゆるぎ」との最終的な争いに勝利した遠因ではある。





桜海老とじゃこの海物語 ¥880

見た目の華やかさとは無縁だが、味は悪くない。
そんな中にあっても“華”はやはり、桜海老もふんだんに入っている、かき揚げということになろう。
これでヴォリューム面をだいぶ支えている。
小田原からもそう遠くない駿河湾特産である桜海老の存在は、
東海道宿場町としての小田原の歴史遺産をも感じさせるものでもある。
じゃこはしっとりと炊き上がっていて歯触り優しく、
山椒の実が混じっているところもまた、舌にアクセントが付いて良い。

★★☆☆☆→フォルム
★★★☆☆→フレイヴァ
★★★☆☆→パフォーマンス


*東華軒ウェブサイト*

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