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出雲大社そばにある島根県立古代出雲歴史博物館。
ハコだけでなく、中身もなかなか充実しています。

地元・一畑百貨店運営のミュージアムショップには、関連する書籍のほか、
名産品の類も多く揃っていました。

神無月を神在月と称する出雲。やたらと“神が在る”ことをアピールしてきます。
そんな出雲ですから、ぜんざいの由来も、
神在(じんざい)祭に使われる神在餅から…との説を採っています。

汁粉とぜんざいの違いってイマイチだったのですが、一応、
小豆の形状がそのままなのが、ぜんざい。
こしあん状になっているのが汁粉。
ということのようです。でもつぶあんの汁粉もいっぱい食してきた気がしますし、
ボクのイメージではぜんざいと云えば栗が入っている感じ、でしょうか。

販売元の原寿園(はらことぶきえん)は今年でちょうど創業100年に当たり、
その歴史を感じさせる外装でしたが、中身は極めて現代的レトルトパウチの情景。
気軽にレンジでチン♪ いやぁ便利な時代です。

餅はフツーの白い餅と、紫芋を混ぜたものとの2種類。
鹿児島では紫芋を使ったものが沢山ありましたが、もち米だけでなくこの紫芋も地元島根産。
紫芋のフレイヴァには独特のものがありますが、こちらはかなり薄めたマイルドな仕上がりで、
薬っぽい感じは殆どしませんでした。とはいえやはり異質な存在感は健在で、
フツーの白餅のあっさりしたフレイヴァのほうが素直で好き。
小豆のほうは甘さを引き立てる作用以上に、塩味が効いている状態。
甘さとしょっぱさがイイ塩梅に拮抗しており、
ある意味、古代の風が薫るような、ワイルドなフレイヴァとなっています。
出雲ぜんざい ¥525-
★★★★☆→フォルム(4/5ツ星)
★★★★☆→フレイヴァ(4/5ツ星)
★★★★☆→パフォーマンス(4/5ツ星)
(2011/06/08買 島根県立古代出雲歴史博物館@出雲)
*原寿園@楽天市場*
*古代出雲歴史博物館ウェブサイト*
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出雲国風土記 (講談社学術文庫)

伊勢神宮と出雲大社 「日本」と「天皇」の誕生 (講談社選書メチエ)

夫婦善哉 (新潮文庫)

アズキの絵本 (そだててあそぼう)
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