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かんころ(甘古呂)餅は、長崎・五島列島の名産品。
干し芋(=かんころ)を餅に混ぜ込んで作り上げたものであるとの由。
ちょっと試してみるには最適の、個食パッケージ化されているものを見つけました。

パッケージから取り出した状態。どうしようのなく、かちんこちんではありませんがまだ硬め。
これを電子レンジで温めてみます。

レンジから取り出すと、やわくなったかんころ餅が現れました。

餅というだけあって、フツーの干し芋よりも弾力があり、ふんわりやわらか。

これは想像以上に美味しゅうございます。
干し芋は、まんま芋状態ですけれども、かんころ餅は、
素朴さもいいところですが、ちゃんとお菓子しています。
本当に伝統的なお菓子の姿がここにあります。
干し芋をもっとマイルドにした上で、そこに糖蜜的要素を付加した感じのフレイヴァ。
そしてソフトな歯応えが、気持ちイイですねー。餅の強烈な ねばねば感 は
ほくっとした感触にに遮られて殆どなく、
ぐっちゃりした歯応えがお口の中を愉快にぬかるませてくれます。
ところで製造元の草加家。なかなか面白い出自です。
佐世保の会社なのに“草加”。草加と云えば草加煎餅で有名ですが、
創業者が上京した折、煎餅作りに励んだのが始まりなんだとか。
かんころ餅(小判型) ¥144-
★★★☆☆→フォルム(3/5ツ星)
★★★★☆→フレイヴァ(4/5ツ星)
★★★★★→パフォーマンス(5/5ツ星)
(2011/02/21買@長崎空港)
*草加家 ウェブサイト*
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