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★長崎カステラ競演★
長崎本舗/松翁軒/文明堂 |
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まずは長崎本舗のカステラ。

“糖庵”のブランド名を使用。“文禄二”の文字が光りますが、
包装紙によれば、糖庵の名の由来ともなった村山等安なる人物が
豊臣秀吉にカステラを献上した年とかで、長崎本舗自体は1966年設立(前身は50年設立)。

糖庵ブランドはさらに下って2008年からの開始。
そういった事情を知らずに購入しましたが、
長崎本舗などという固有名詞性の希薄なパッとしない名前に安住せずに、
糖庵ブランドを立ち上げたことは正解でしょうね。
後発組というのはブランド力ある先発組に対抗しようと、“大きな名前”をつけたがるもの。
それが間違いの源であるワケで。

上手な切り分け方を指南してくれていますが、
不器用なボクが買うものですから予め切ってあるタイプです(^^;


続いては松翁軒のカステラ。

「カステラは生きているます」の文句に生々しさを感じます^^
繊細で高品質なものを作っているというアピールにもなっていますね。

中身を取り出そうと、パッケージを解くと、南蛮人の下から カステイラ の文字が。
松翁軒は天和元年=1681年創業ですから、その伝統性、
殊にカステラが南蛮菓子であることを前面に押し立てているように思います。

カステラのいわれと松翁軒の歴史が記された覚書入り。伝統を売りにする老舗。抜かりないですね。
最も一般的でもある、カステラ王国(=カスティーリャ王国)のパンだからカステラなのである説を提唱。

そしてこの箱の中にカステラが入っています。


最後は文明堂総本店。1900年創業。各地にある文明堂の元締め的存在です。
カステラの由来が記された小型パンフはもちろん入っていましたが、
文明堂の場合は、自社カステラのアピールにその多くを割いています。
文明堂は宣伝でも有名ですからね、ここでも本領発揮している印象。

外箱から取り出すと、早くもカステラが顔を覗かせています。それもそのはず…

なんと、個別包装が施されているワケですね。
やっぱりカットに加え、個別包装までされちゃっていると、ダントツに扱いやすい感じがします。
実際どうこう以上に、心理的にそういう感じがしてくるのです。
5切れを一度に食べるワケでもありませんから、取り出したり、運んだりして動かす、
或いは冷蔵庫で少し保存することにもなりますが、
個別包装されていれば、形状や鮮度がいかにもそのままの状態で保たれる感じがしてきます。
さて、いよいよ食べくらべ。
 左から長崎本舗(糖庵)、松翁軒、文明堂の順です。

どれも平均以上の美味しさを感じましたが結論を下すとすれば、
三者の中で最も美味なのは、松翁軒のカステラ。
甘さ・卵フレイヴァ・生地のしっとり感等々、バランスに優れています。
糖庵は卵フレイヴァが強めで、バランスに欠けるきらい。
文明堂は恐らく水飴なのだと思いますが、妙に醤油っぽいフレイヴァが気にかかります。
生地のしっとり感や密度のバランス塩梅は、松翁軒と文明堂。
ザラメは糖庵。
こんな印象を持ちました。
長崎本舗(糖庵) ¥630-
★★★☆☆→フォルム(3/5ツ星)
★★★☆☆→フレイヴァ(3/5ツ星)
★★★☆☆→パフォーマンス(3/5ツ星)
松翁軒 ¥840-
★★★★☆→フォルム(4/5ツ星)
★★★★☆→フレイヴァ(4/5ツ星)
★★★★☆→パフォーマンス(4/5ツ星)
文明堂 ¥735-
★★★★★→フォルム(5/5ツ星)
★★★☆☆→フレイヴァ(3/5ツ星)
★★★★☆→パフォーマンス(4/5ツ星)
※文明堂が個別包装していなければ、3要素全てで糖庵と同じ★数になっていたように思います。
(2011/02/21買)
*長崎本舗 ウェブサイト*
*松翁軒 ウェブサイト*
*文明堂総本店 ウェブサイト*
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