甲道駅(淡路屋)の 神戸デリカ★


六甲への道は長い・・・


山からケーブルカーで下ってきて、台へとやってきました。
ここまで来ると神戸のマチもだいぶ手の届く範囲に収まってきますか。
神戸のマチ。その中心には三宮があり、それがかつては神戸駅〜新開地界隈でした。
三ノ宮駅と神戸駅では駅弁が売られています。それは上記の理由からも、納得のいくものです。

ところが三ノ宮・神戸のほかに、六甲道駅でも駅弁が売られているのです。

三ノ宮と神戸にはJR西のエースたる新快速電車が停車し、特急だって停まります。
特急に関しては結構、神戸を通過しちゃうものが多いですけれども。

でも六甲道には特急どころか新快速も停まらない。
この点で元町駅と同じ境遇なのですが、
全国的に抜群の知名度を誇る元町には駅弁が無くて、
六甲道には駅弁がある…六甲道ってナニモノ!?と思っていたワケです。


山から台へはケーブルカーでやってきましたが、そこからはバスには乗らずに、てくてく歩き。
学校とマンションが目立ちますね。
まぁそのこと自体は、坂道のマチにはお馴染みの光景ですが、やはり神戸は一味違います。
最初はさっぱり全然だったのですが、次第に海へ向けて歩を進めるにつれ、印象が変わってきました。
“質量詰まってる感”が物凄くあるんですねぇ。阪神間モダニズム&現住人口150万という、
過去の遺産と現在の実情に裏打ちされた確かなパワーを覚えてくるのです。


阪急六甲駅へ到着。阪急沿線には雰囲気があります。何せ田園東急のお手本ですから。

ケーブル駅からのバスは阪急六甲を経由して六甲道へ。
この辺りはずっと山側から阪急・JR・阪神の順に線路が走っているのです。

阪急の駅より幾分庶民的な雰囲気となって六甲道の駅に着きました。
駅周辺には大型の建造物が多くあります。
近隣に区役所が所在する等、灘区の中心地だからと云えばそうなのですが、
すっかり私鉄に代わって主役になったJR西の勢いをよく反映しているようにも思います。

旧国鉄・JRから見ればまさに六甲への道が始まる場所。それが六甲道駅。
実際にその道を、逆から辿ってみて、ボクはこの地・この駅の“ポテンシャル”を 感じました^^


今日の行程を考えれば「六甲山縦走弁当」がベストだったのですが、売り切れ。
ターミナル駅ではない六甲道は、やはりマイナーではあるらしく、取扱量は少なめの様子。
それではということで、ここは神戸らしく洋風だという「神戸デリカ」に決定。

だいぶ西寄りではありますが、まさに今日見てきた景色のよう。神戸は横浜よりも地形がドラマティック。


洋風と聞いた割には結構和風な雰囲気です。

日の丸ごはんであること、煮物が目立つことがその理由でしょうね。
この辺りはオーソドックスな幕の内、か。
牛肉の淡路屋らしく、きんぴらごぼうの隣に牛肉煮が添えられています。
一見するとスクランブルな玉子にもスイートコーンにも見える黄色い物体(味もちょっと不思議目)が入っている
はんぺんのようなものは一応、ハンバーグらしいのですが、神戸らしい“肉感”はありません。
地味系のおかずが多い中、かぼちゃのコロッケは、口の中を華やかにしてくれます。

神戸デリカ ¥900-

★★★☆☆→フォルム(3/5ツ星)
★★★☆☆→フレイヴァ(3/5ツ星)
★★★☆☆→パフォーマンス(3/5ツ星)

(2012/02/09買)

*淡路屋 ウェブサイト*










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