形駅(森弁当部)の お弁当 紅花の里 ★


山形にやってきたのは、震災から3週間経過した段階。
山形はさほどの被害もなく、落ち着いてきている印象。
しかし鉄道は、臨時ダイヤでの運行で、不通区間も残っています。
足の確保もさることながら、今度の旅はとにかく、食料の確保が第一の心配の種。
果たして駅弁は、やっているのだろうか?
でも山形新幹線は 新幹線ではない区間 で運転を再開しているので、やっているのかも…
そう思いながら駅弁販売ブースを探しました。

やったー…ちゃんとやってるぅ!!




紅花の里 (幕の内弁当) ¥1,100-

名物をフィーチャリングした駅弁も良いのですが、
初めての山形ですし、まずは幕の内から食してみます。
「幕の内」というある種の制約の中で、郷土の特色をさりげなく打ち出せるか、
一品一品ちゃんと作りこんでいるのか等々、弁当屋の実力が一番出るのが幕の内。

この幕の内弁当は、ご飯の量と比しておかずが多いことがまず目につきます。
ご飯の量が少ない…という言い方も出来るでしょう。
そしておかずでは、天ぷらが入っていること、
煮物に、こんにゃくとニシンが入っていて、こんにゃくが2個も入っていながら、
芋は入っていないところが次に着目したところです。
エビとイカがメインの天ぷらはやはり若干ギトっとしたところがありますが、
天ぷらを完食すれば、ご飯のヴォリューム不足がだいぶ補正されるのかもしれません。
煮物の味付けは思ったよりも、くどさがなく、ニシンがありながら焼き物もあり、
肉のフレイヴァが多少恋しくなれば肉団子にアクセスすればよし、
そしてもちろん卵焼きもあって、ヴァリエーションに不足はありません。
山形市は内陸部にありますが、意外と海の幸が多いお弁当ですね。
鮨の駅弁がある旭川ほど極端ではありませんが(^^;

★★★★☆→フォルム(4/5ツ星)
★★★☆☆→フレイヴァ(3/5ツ星)
★★★☆☆→パフォーマンス(3/5ツ星)

(2011/04/01買)

*森弁当部 ウェブサイト*

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